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鳥取県立美術館のロゴ・シンボルマークが決定!



鳥取県立美術館のロゴ・シンボルマークが決定しました!

最優秀賞

【基本デザイン】

【 シンボルマーク デザインコンセプト 】
鳥取(TOTTORI) の複数あるT を県民一人ひとりに見立て、そのT の集積によって美術館のシルエットを構成、県民が主体となる美術館を目指したデザインとなっています。T とT の隙間は、建設後の活用こそが重要である事を、隙間を埋めていく=皆で大切に作り上げていこう、というメッセージになっており、参加しやすい「開かれた場」である事も表しています。

【 ロゴマーク デザインコンセプト 】
文字の持つ特徴的な部分を抽出し再構築することで、高い視認性とユニークさが両立したオリジナリティのあるデザインを目指しました。長く親しみをもって活用してもらえるよう、できるだけシンプルにまとめながら、シンボルマークとデザインイメージが調和するスタイルに仕上げました。


【横組みバリエーション】

【選定理由】
鳥取県の「T」の文字を人々に見立てて構成することで「みんなでつくる」という美術館のコンセプトが表現され柔軟で可変性を許容する考えで作られた優れた作品です。多彩なものが集まり賑わうイメージはOPENNESS!を目指す鳥取県立美術館の方向性と合致しています。建築の姿と活動のコンセプトをバランスよく両立させデザインに落とし込まれている点において、群を抜いて優れていると評価し、全会⼀致でこの作品を選定しました。


製作者紹介


原 寿夫(はら・としお)さん 
兵庫県出身・在住 56歳 会社員
国内メーカーに工業デザイナーとして勤務。
個人的な活動としてこれまでに複数のロゴ・シンボルマークの公募入賞・採用実績あり。

◎応募動機
私はアートやデザイン、建築に関心があるということもあり、美術館とその建物を見に行くことが大好きで、今までに国内外合わせて30ヶ所ほど訪問してきました。また、以前勤めていた会社には鳥取事業所があり、何度も出張で来たことがあったので、鳥取県に対して親近感を持っています。そんな中、新しく計画されている鳥取県立美術館がロゴ・シンボルマークの募集を行っていることを知り、これは参加するしかない!と思いました。

◎授賞コメント
この度は、思いがけず最優秀賞という素敵な賞をいただき大変嬉しく思います。審査員の方々、そして投票に参加してくださった方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。この公募に参加すると決めた後、鳥取県の事や美術館の構想等を色々と調べていく中で、鳥取県には歴史や自然、食などの多様で豊かな個性があり、また、美術館には新しい価値を生み出そうという強い思いを感じました。そういった大切な文化や込められた志みたいなものをこのマークに反映させたいと考え、デザインを作り上げています。2 年後の開館に向け、このシンボルマークを目にする機会も増えていくと思いますが、自分達のマークという感覚でかわいがっていただければと思います。これからも皆で一緒に鳥取県立美術館を作り上げていき、今までに無い全く新しい美術館にしていきましょう。私もできるだけ参加、協力していきたいと思います。兵庫から4時間かけてやって来ます!

優秀賞 5名


多くの素晴らしい作品が応募されたなか、1726点から最終審査に残った5名を優秀賞に選定しました。また、LINE一般投票で最多得票のあった作品には、優秀賞とあわせて「人気が高かったで賞」を贈りました。

優秀賞|河村 葵翔(かわむら・きいと)さん


優秀賞・人気が高かったで賞|日笠 保雄(ひがさ・やすお)さん
優秀賞|竹内 心音(たけうち・ここね)さん
優秀賞|横山 勇太(よこやま・ゆうた)さん
優秀賞|渡辺 佳奈子(わたなべ・かなこ)さん

審査委員特別賞 5名|こども特別賞 1名

全応募作品のうち甲乙つけがたいユニークな作品を「審査委員特別賞」として選定しました。また、1名を「こども特別賞」としました


審査委員特別賞(推薦:洪委員)|佐藤 恵文(さとう・えみ)さん
審査委員特別賞(推薦:島津委員)|中嶋 尚孝(なかしま・ひさたか)さん


審査委員特別賞(推薦:鈴木委員)|古屋 友章(ふるや・ともあき)さん


審査委員特別賞(推薦:梅田委員)|龜田 敦(かめだ・あつし)さん


こども特別賞(推薦:梅田委員)| Tさん

応募作品


大変多くの素晴らしい作品が寄せられたことから、
全ての作品のうち作者の承諾を得られた約1000点を展示しました。
▼こちらの動画でもご覧いただけます

鳥取県立倉吉未来中心アトリウムでの展示の様子

ご応募いただいたみなさま、投票にご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
新しいシンボルマークが示すように、2025年春の開館に向け、これからもみなさまもひとつの「T」として美術館の活動に参加し、このシンボルに親しんでくださるよう願っています。