2022年2月11日、快晴に恵まれた空の下、鳥取県立美術館建設用地内において、鳥取県立美術館建設安全祈願祭・起工式を執り行いました。 コロナ禍の中での式典ということで、オンライン中継も導入し、関係者の参列も最小限の中、建築主として鳥取県立美術館パートナーズ株式会社関係者などが出席し、工事の安全と無事を祈願しました。
安全祈願祭・起工式は、家を建てた経験のある方や、行政や建設関係者以外には目に触れる機会のない行事だと思います。 安全祈願祭は、古来よりその土地の神様を祀り、工事の安全と守護を祈願する祭事として行われます。
厳かな雰囲気の中、建設着工時の代表的な作業を見立てた儀式を行う場面があります。初めに設計者が盛砂に立てられた萱(かや)の葉を、鎌(かま)で刈る取る動作をします。次に、建築主が建設基礎工事をするために鍬(くわ)で土を掘り起こす動作をします。最後に施工者が鋤(すき)で土地を均す動作をします。「えいっ」という力強い掛け声が会場に響きました。
その後の起工式では、発注者・建築主・施工者挨拶および来賓祝辞をいただきました。
当日の様子は、地元メディアを中心に多数取り上げていただき、県民の皆さんをはじめ、多くの方に鳥取県立美術館の存在を知るきっかけとなったことと期待しています。 これを機に、本格的な建設工事が始まります。関係者一同、心を一つに、建設工事を安全に推進していきます。工事期間中は建設地周辺地域の方々には何かとご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力の程を、よろしくお願いします。
鳥取県立美術館プレサイト