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【イベント】レクチャー&トーク「もっと知りたい!美術館における作品収集と鳥取県立美術館のコレクションについて」県内3ヶ所で開催!

鳥取県立美術館の開館まであと2年半!カウントダウンイベントとして、レクチャー&トークを、9月から11月にかけて鳥取県東部、中部、西部の3会場にて開催します。新しい美術館をさらに魅力的な施設とするために、収集方針やその後の展示展開の想定について説明し、会場の皆さんと対話したいと考えています。ぜひご参加ください!

開催趣旨

作品を収集し、後世に伝えていくことは美術館にとって最も大切な使命の一つです。一方で公立美術館として税金を用いて作品を収集する以上、そこには作品に対する見識とともに収集にあたっての透明性と公正さが必要とされます。
新設される鳥取県立美術館は令和7年の開館に向かって、コレクションの充実にも取り組んでいます。「鳥取県ゆかりの美術」というこれまでの収集方針に加えて、近現代の優れた作品も収集の対象に広げ、これからも積極的な収集活動を続けてまいります。
ついては美術館開館2年半前という時機をとらえて、作品収集の新しい方針やその方向性、そもそも美術作品はいかなる手続きを経て収集されていくのか、誰が購入を決定するのか、そして適正な価格はどのようにして決まるのかといった疑問にお答えする連続説明会を9月から11月にかけて東部、中部、西部の3会場で開催することにいたしました。
連続説明会では、新しい美術館をさらに魅力的な施設とするために、私たちが構想しているコレクションの未来についてしっかりと説明し、会場の皆さんと対話したいと考えております。多くの方々の御参集をお待ちしております。

開催概要

鳥取県立美術館開館カウントダウンイベント レクチャー&トーク
「もっと知りたい!美術館における作品収集と鳥取県立美術館のコレクションについて」

(1)レクチャーin倉吉
 日時:2022年9月13日(火)午後2時~3時30分
 会場:倉吉交流プラザ2階視聴覚ホール(倉吉市駄経寺町187-1)
 定員:70名(当日先着)

(2)レクチャーin鳥取
 日時:2022年9月24日(土)午後2時~3時30分
 会場:鳥取県立博物館2階講堂
 定員:70名(当日先着)

(3)レクチャーin米子
 日時:2022年11月3日(木・祝)午後2時30分~4時
 会場:米子市立図書館2階多目的研修室1・2
 定員:定員60名(当日先着)

※新型コロナウィルス感染拡大防止に配慮した会場運営を実施します。感染状況により予定を変更する可能性があります。

問合先:美術館整備局美術館整備課 電話:0858-47-3011 
    鳥取県立博物館美術振興課 電話:0857-26-8045
(主催:鳥取県教育委員会)

講師紹介

尾﨑信一郎
(おさき・しんいちろう 美術館整備局美術振興監兼県立博物館副館長)
1962年生まれ。大阪大学文学部大学院西洋美術史学専攻博士課程単位取得退学。1987年より兵庫県立近代 美術館に学芸員として勤務、1995年より国立国際美術館、1998年より京都国立近代美術館にて研究員、主任研究官として勤務。2006年より鳥取県立博物館にて美術振興課長、副館長を経て、2021年に館長。2022年より現職。著書として『絵画論を超えて』(東信堂、1999年)、共著として『戦後美術と美術批評』(ブリュッケ、2007年)など多数。企画した主な展覧会として「重カー戦後美術の座標軸」(国立国際美術館、1997年)、「アウト・オブ・アクションズ」(ロスアンジェルス現代美術館、1998年)、「痕跡ー戦後美術における身体と思考」(京都国立近代美術館、2006年)、「生誕100年彫刻家辻晉堂展」(鳥取県立博物館、2010年)など多数。

[参考]鳥取県立美術館の収集方針

1.鳥取県の美術
 (1)鳥取県に関係した近世以前の美術作品
 (2)鳥取県にゆかりのある近代作家の美術作品
 (3)鳥取県にゆかりのある現代作家の美術作品
 (4)鳥取県の自然や風物などを題材にした美術作品
 (5)郷土作家とつながりをもつ国内外の作家の優れた美術作品
2.国内外の優れた美術
 (1)江戸絵画の多様性を示す優れた作品
 (2)近代(明治~戦前)における各分野の参照点となる優れた作品
 (3)戦後の美術・文化の流れを示す優れた作品
 (4)館の内外に半恒久的に設置する作品
3.同時代の美術の動向を示す作品


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