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#工事
【建設現場リポート】 まちと美術館の心地よい関係性(2023.10)
空が高く澄み渡り、気持ちのいい秋風が吹き渡るころとなりました。食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋・芸術の秋と様々に楽しめる心地よい季節ですが、一瞬の儚さをともなう、そんなひと時ではないでしょうか。建設中の県立美術館でも東側の仮囲いがとれ、瞬く間に視界が開けました。今まで仮囲いによって塞がっていた空間が周辺と連続的につながり、奥行き感をもった視点で美術館の姿を捉えられるようになっています。この感動こそ
もっとみる【建設現場リポート】 美術館ならではの設えをキャッチ!(2023.7)
約4000人の方々にお越しいただいた上棟イベントがまだ記憶に新しいですが、あれから早くも2カ月が経ちました。内装工事も着々と進行しており、美術館建築ならではの設えが確認できるようになってきました。今回はその様子をお伝えします。
▼展示室をフレキシブルに区画する可動壁
こちらは県民ギャラリーの可動壁です。幅約2m、高さ約4mの壁は、実際目の前で見るととても大きくずっしりとした印象ですが、天井のレ
【建設現場リポート】 建設現場の春-上棟に向けて(2023.4)
だんだんと暖かくなり、本格的に春を感じられるようになりました。春といえば、新たな出会いもあればお別れもある、ちょっぴり切ない季節ですね。建設現場でも、一心に大重量の部材を持ち上げ、現場作業を支えてくれた120tクローラクレーンとのお別れの時が来ました。さえぎるものがない大空が広がる倉吉では「美術館はここだよ!!」とその大きな存在感で示してくれていました。また、美術館建設現場ツアーの重機操縦体験では
もっとみる【建設現場リポート】ついに3階床コンクリート打設の工程に!!(2023.1)
晴れ渡る青空のもと、建設現場では3階の床スラブが着々と形になってまいりました!! 西側エリアは既にコンクリート打設が完了し現在養生中。中央から東側エリアでは、職人さんたちによって鉄筋どうしを括り付ける結束作業が進められております。写真撮影が追い付かないほど素早く、無駄のない動きに目を奪われます。
▼3階西側エリア
▼鉄筋結束作業の様子
▼3階から2階「常設展示室3」と「中央ギャラリー」を見下
【建設現場リポート】キャットウォークから1階諸室の姿を俯瞰する(2022.08)
現場にはキャットウォーク(高所用の足場・通路)が設置され、場内を俯瞰することができます。基礎躯体工事が続けられる中、主となる鉄筋を配置し、それらに少し細い鉄筋を巻き付けて補強する作業が進められています。
▼短手に渡されている夥しい数の鉄筋がそれです。
ちなみに梁に巻く際には「あばら筋」、柱に巻く際には「帯筋」と、呼称が変わるそうです。
▼鉄筋の途中に丸くなっている部分がありますが、これは現場
【建設現場リポート】建設現場は開かれた学びの場でもある(2022.04)
4月に入り、本格的な杭打ち工事を進めています。
建設予定地の地盤は事前の地盤調査よりとても固いことが分かっています。 杭の総数は109本!地面をぐるぐると20mほど掘り進め、その後位置によって異なる建物の荷重を支えるために設計された径・仕様の杭を打ち込んでいきます。(より荷重がかかる場所程太い径の杭が設計されています)
「隣接する大御堂廃寺跡(飛鳥時代の7世紀中頃創建とされる山陰地方最古級の大
【建設現場リポート】鳥取県立美術館建設 安全祈願祭・起工式(2022.02.11)
2022年2月11日、快晴に恵まれた空の下、鳥取県立美術館建設用地内において、鳥取県立美術館建設安全祈願祭・起工式を執り行いました。 コロナ禍の中での式典ということで、オンライン中継も導入し、関係者の参列も最小限の中、建築主として鳥取県立美術館パートナーズ株式会社関係者などが出席し、工事の安全と無事を祈願しました。
安全祈願祭・起工式は、家を建てた経験のある方や、行政や建設関係者以外には目に触れ
【建設現場リポート】看板にかける想い(2022.03)
県立美術館建設地付近を通ると、何やら楽し気な看板や旗類が目に入ってきます。今回はそんな隠れた見どころ、看板類を取り上げます。(ややマニアックですかね)
"仮囲い"はフォトスポット!?
まずはじめに、建設現場付近に来ると目に飛び込んでくる建設予定地をぐるっと囲む白い仮囲い。こちらは人の手で一枚一枚設置しており、県立美術館ができるまで、まちの風景のひとつになります。今回、そんな仮囲いを大きなキャン