【公式】鳥取県立美術館(開館準備中)

\OPENNESS! / 2025年3月30日開館予定の鳥取県立美術館の公式noteです。 鳥取県立美術館のビジョンや想いが伝わるように、プレサイトから開館準備にまつわるじっくり読んでほしい選りすぐり(?)のストーリーを、広報担当がマゴコロこめてお届けします。

【公式】鳥取県立美術館(開館準備中)

\OPENNESS! / 2025年3月30日開館予定の鳥取県立美術館の公式noteです。 鳥取県立美術館のビジョンや想いが伝わるように、プレサイトから開館準備にまつわるじっくり読んでほしい選りすぐり(?)のストーリーを、広報担当がマゴコロこめてお届けします。

マガジン

  • 県美をつくるひと

    みんなで”つくる”を大切にしている鳥取県立美術館。 まずは建設の様子や運営検討の進捗などを気軽に情報共有し、「こんなこと知りたいな」「こんなアイディアどうだろう」と意見交換なんかもできてしまうしくみとして、フェイスブックグループ機能をプラットフォームに”とっとりアートLab.(通称とりらぼ)”を運用しています。 https://www.facebook.com/groups/1603460733186071/ ※登録は随時大歓迎です。 そんなとりらぼでは、「県美をつくるひと」と題して、県立美術館に携わる方々にご登場いただき、美術館への想いを語っていただいています。ぜひ、ご覧ください。

  • 館長エッセー 移動祝祭日

    鳥取県立美術館新館長による 館長エッセー『移動祝祭日』です。月1回更新予定。

  • 鳥取県美の建設現場リポート

    2025年春に開館する鳥取県立美術館。建設工事の様子を現場スタッフ目線でお伝えします。日々変化する風景とともに、県立美術館整備運営事業に携わる多くのヒト・モノ・コトを通じて仕事の幅広さ・面白さも合わせて伝えていきます。多くの方に共通の楽しみとして感じてもらえると嬉しいです。

  • つたえる・たのしむ、鳥取県美のコレクション

    鳥取県立博物館では、秋聲をはじめ県にゆかりのある作家の作品を重点的に収集してきました。これら鳥取県立博物館のコレクションは、鳥取県立美術館へと引継がれます。鳥取県とゆかりのある多様な作品との出会いを、美術スキの方も接点がない方も、思わず「へぇ~そんなんだ?」と楽しんでもらえるように紹介することが目標です!

  • 県内地域情報・美術関連情報が掲載されている他note記事

    建設地の倉吉市をはじめ県内の地域紹介や、県内の美術を盛り上げる関連の動きが分かるような情報を不定期ですがピックアップします。鳥取県になじみがない方が少しでも具体的にイメージが持て、「面白いことやっているね」と頭の片隅にでもひっかかるきっかけになればうれしいです。

リンク

記事一覧

館長エッセー 第6回 美術館が息づく時

館長エッセー 第5回 「俺が買えば、俺のもの」

館長エッセー 第4回 美術館があるということ

館長エッセー 第3回 全能か、分担か

館長エッセー 第2回 開かれと閉ざされ

館長エッセー 第1回 劇場としての美術館

~県美をつくるひと~VOL.18

『県美をつくるひと』では、インタビューをもとに、県美に携わっている方をご紹介し、県美への想いを伝えていきます。 今回は、鳥取県立美術館の美術館ボランティア「TMOA+」*1の一員である坂本千紘さんにお話を伺いました。 ※インタビューは2024年10月21日時点のものです。 ------------------------------------------------------------------------------------- 気軽に通える場所に美術館ができ

~県美をつくるひと~VOL.17

『県美をつくるひと』では、インタビューをもとに、県美に携わっている方の紹介、県美への想いを伝えていきます。 今回は、鳥取県地域社会振興部美術館専門員(併任 鳥取県立博物館 専門員)、外村 文さんにお話を伺いました。 ※インタビューは2024年3月27日に行われました。 -------------------------------------------------------------------------------------- 美術により親しんでもらうために

館長エッセー 第6回 美術館が息づく時

このコラムの三回目で私は美術館を成立させる三つの要素として建築、コレクション、学芸員を挙げた。その際にコラムの担当者から、それでは来館者はどのように位置づければよいかと問われた。不意を突かれた私は、今挙げた要素は迎え入れる側であり、これに対して来館者は来ていただく側であるなどと言葉を濁したことを覚えている。しかし今になってわかった。美術館を成り立たせるうえで一番大事な要素は、考え方によれば来場者の方々かもしれない。 9月28日に鳥取県立美術館では「からっぽの美術館を遊びつくそ

館長エッセー 第5回 「俺が買えば、俺のもの」

マーク・ロスコという作家がいる。ロシアに生まれ、移民としてアメリカに渡り、ジャクソン・ポロックやバーネット・ニューマンらとともに抽象表現主義と呼ばれる絵画運動を代表する画家であり、茫漠とした雲のようなかたちが浮かび上がる独特の画面で知られている。ヒューストンには8組のロスコの壁画で室内が囲われたロスコ・チャペルという施設があり、暗い室内で作品の前に立つ時、巨大な色面の名状しがたい存在感に圧倒される。それはもはや神秘的、宗教的な経験といってよい。私がそこを訪れた際も、作品を見る

~県美をつくるひと~VOL.16

『県美をつくるひと』では、インタビューをもとに、県美に携わっている方の紹介、県美への想いを伝えていきます。 今回は、鳥取県立美術館パートナーズ・運営担当サブマネージャー、石山 彩さんにお話を伺いました。 ※インタビューは2024年8月9日時点のものです。 -------------------------------------------------------------------------------------- 東京から鳥取~いろいろな業務を経て調整役へ

~県美をつくるひと~VOL.15

『県美をつくるひと』では、インタビューをもとに、県美に携わっている方の紹介、県美への想いを伝えていきます。 今回は、鳥取県地域社会振興部美術館専門員(併任 鳥取県立博物館 専門員)、山本 亮さんにお話を伺いました。 ※インタビューは2023年3月17日時点のものです。 -------------------------------------------------------------------------------------- 異分子的な「タフネス」であり

館長エッセー 第4回 美術館があるということ

私は生まれて初めて美術館を訪れた日のことを日付や天気にいたるまではっきりと覚えている。それは1980年5月17日、快晴の爽やかな一日であったはずだ。初めて訪れたのは神戸、王子公園の兵庫県立近代美術館、訪れた展覧会は「ミレー、コロー展」。閉幕直前ということもあり会場はかなり混んでいた。私がそこまで明確にその日のことを覚えているのはなぜか。大学に進学して一人暮らしを始めた高揚感とは関係があるだろう。あるいはそれが高校時代のガールフレンドとの最初のデートであったためかもしれない。し

~県美をつくるひと~VOL.14

『県美をつくるひと』では、インタビューをもとに、県美に携わっている方の紹介、県美への想いを伝えていきます。建物が竣工し、鳥取県立美術館の開館準備業務は「モノづくり」から「コトづくり」へ。 今回は、鳥取県地域社会振興部美術館学芸担当参事(併任 鳥取県立博物館 美術振興課長)、三浦 努さんにお話を伺いました。 ※インタビューは2024年3月15日時点のものです。 --------------------------------------------------------

~県美をつくるひと~VOL.13

2025年3月30日に開館する鳥取県立美術館。着工から2年の月日を経て、建物は2024年3月31日に竣工を迎えます。“とりらぼ”のインタビュー企画『県美をつくるひと』では、県美に携わる方々にご登場いただき、県美への想いを語っていただきます。 第13回目は、富士綜合警備保障株式会社より米原 強さんにお話を伺いました。 (※インタビューの内容は2023年11月14日時点のものです) Q.美術館に関わるお仕事で担当されている業務はなんですか? A.美術館建設工事現場ゲートの警

館長エッセー 第3回 全能か、分担か

美術館とは何によってかたちづくられているのか。このように問われた時、私はいつも三つの要素を取り上げる。美術館の建築、コレクション、学芸員である。建築とコレクションは目に見えるからわかりやすい。しかし学芸員とは一体どこにいて何をしているのか、その顔が見えない。このような声に応えるべく、鳥取県立美術館では今月より月に一度、「学芸員ショーケース」という企画を開始した。新しい美術館で展示や収集、教育普及などを担当するスタッフが一人ずつ、あるいはチームで、自分がしてきた仕事や興味をもっ

館長エッセー 第2回 開かれと閉ざされ

 鳥取県立美術館を設計していただいた槇総合計画事務所の槇文彦さんの訃報に接した。美術館の竣工を見届けていただいてからのお別れであった。鳥取の地にかくも素晴らしい建築を遺していただいたことにあらためて感謝と哀悼の意を表したい。  私は一度だけ槇さんと対面してお話したことがある。新しい美術館の建設が決まったことを報告するために参上した折であったと記憶する。御自身が設計された建築そのままの謹厳で端正、気品のあるお姿は、無言でお座りになっているだけで鮮烈なオーラを発していらっしゃった

館長エッセー 第1回 劇場としての美術館

 映画にも造詣の深い小説家の阿部和重がどこかに書いていたように記憶する。劇場の暗闇の中で映画を見ることとリビング・ルームのソファにもたれてヴィデオを鑑賞すること、その絶対的な差異はどこにあるか。阿部は次のように答える。リビングのヴィデオ鑑賞は通常一人だけの営みだ。それに対して劇場には常に他者が存在する。結果としてどのようなことが発生するか。見る者は映画の中で生起する出来事に対して笑いや怒り、悲しみといった感情を覚える。ヴィデオ鑑賞の場合、それは一人で完結している。しかし劇場で

~県美をつくるひと~VOL.12

“とりらぼ”のインタビュー企画『県美をつくるひと』では、県美に携わる方々にご登場いただき、県美への想いを語っていただきます。 第10回目~12回目のインタビューでは、倉吉未来中心で行われた「NHKのど自慢大会」の参加メンバーにクローズアップしていきます。 今回は、鳥取県立美術館パートナーズで建築業務を担当する竹中工務店より、中谷 安雲さんにお話を伺いました。 (※インタビューの内容は2023年12月4日時点のものです) Q.美術館に関わるお仕事で担当されている業務はなん

~県美をつくるひと~VOL.11

“とりらぼ”のインタビュー企画『県美をつくるひと』では、県美に携わる方々にご登場いただき、県美への想いを語っていただきます。 第10回~12回目のインタビューでは、先日倉吉未来中心で行われた「NHKのど自慢大会」の参加メンバーにクローズアップしていきます。 今回は、鳥取県立美術館パートナーズで設計を担当する槇総合計画事務所より、友定 駿平さんにお話を伺いました。 (※インタビューの内容は2023年11月27日時点のものです) TTTTTTTTTTTTT Q.美術館に

~県美をつくるひと~VOL.10

“とりらぼ”のインタビュー企画『県美をつくるひと』では、県美に携わる方々にご登場いただき、県美への想いを語っていただきます。 第10回目~12回目のインタビューでは、先日倉吉未来中心で行われた「NHKのど自慢大会」の参加メンバーにクローズアップしていきます。 今回は、鳥取県立美術館パートナーズで建設工事を担当する地元企業、懸樋工務店より、久野 真吾さんにお話を伺いました。 (※インタビューの内容は2023年12月5日時点のものです) Q.美術館に関わるお仕事で担当されて

~県美をつくるひと~VOL.9

2025年3月30日に開館する鳥取県立美術館。外装が完成し内装工事の進む中、日暮れには館内照明の灯りも見えるようになりました。 “とりらぼ”のインタビュー企画『県美をつくるひと』では、県美に携わる方々にご登場いただき、県美への想いを語っていただきます。 第9回目は、株式会社丹青社より佐野 連大さんにお話を伺いました。 (※インタビューの内容は2023年11月14日時点のものです) Q.美術館に関わるお仕事で担当されている業務はなんですか? A.展示ケースと収蔵庫に関わる